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キャラが立つという事

もう一年以上も前の事ですが

いつもよくご利用いただくお客様から、ご指名のセラピストが休みだったので
しょうがなしに、代わりのセラピストを派遣しました。

そのご指名のセラピストは施術の上手さに定評があり、評判が良かっただけに
代わりのセラピストの評価はどうだろうか?
と、少し心配ではありました。

施術が終了して、セラピストがそのご自宅から出てしばらくすると
そのお客様からまたお電話がありました。

もしかして、クレームか?と思いきや
開口一番
「今日のセラピストは良かったよ!施術もまあまあ上手だし
それよりも性格が明るくて、楽しかったよ。キャラが立っていて良かったよ。」

非常に上機嫌でお電話を切られました。
とりあえずは、胸をなでおろしホッとしました。

案ずるより産むがやすし、と言いますか
怪我の功名と言いますか
今後は、そのセラピストもご指名のひとりに加わることになるように思い
安心した次第です。

ところで
お客様の言われた、キャラが立つというフレーズが気になりました。
いつの頃からか、キャラが立つという言葉が一般的になっています。
テレビに出ている芸人あたりでもキャラが立っていないと売れないような風潮です。

その芸人も含め、YouTubeなどでもキャラが立っていないと
再生回数やチャンネル登録数は獲得できないようです。

私たちの仕事も客商売であり、人気商売ですから
キャラが立っているセラピストは指名を取りやすい傾向にあります。

ところでキャラが立つとはどういう意味でしょうか?
正確には、キャラクターが立つ、という事になりますが、、

そのセラピストは、確かに明るくて社交的なので接客業に向いているタイプです。
結構ジョークも言うタイプなので、周囲に笑いも生まれます。

キャラが立つとは、一言でいえば
個性的であるということなんでしょう。
あるいは、存在感があるという事なのかもしれません。

そこで私が少し心配になったのが
今後、そもそものご指名をして頂いていたセラピストよりも
そのセラピストを指名するようになってしまわないだろうか?
ということです。

もともとのご指名頂いていたセラピストは
そんなに社交的ではないのですが、技術力に定評のある職人タイプです。
別に暗いタイプではないのですが、真面目なコツコツタイプと言えます。

私自身も、そんな彼女を評価していただけに
少し心配にはなりました。

YouTubeをはじめとするメディアの世界は
先ずは、キャラありきでキャラが立ってさえいれば
大衆を巻き込めるような風潮にもなっています。

お笑い芸人のYouTuberなどは
キャラが立っているというだけで人気になっています。

もちろんセラピストの世界も競争社会なので
私が必要以上に関与する領域ではないということは
認識しております。

あとは、そのお客様が
バランス良くふたりのセラピストを
うまく使い分けして頂ければと願っておりました。

聡明で、紳士的なお客様なので
まったくタイプの違うふたりのセラピストを
交互にご指名いただけるような気がしておりました。

その後、私の予想通り
そのお客様はふたりのセラピストを
現在も定期的に、ご利用いただいております。

それだけでなく
どんなセラピストを派遣させていただいても
セラピストからの人気が高く、
セラピストからの人気ナンバーワンのお客様として
優良顧客様の称号を付与させて頂いております 笑)

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