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リラクゼーション業界の問題点

毎日、毎日寒さが非常に厳しく
皆様いかがお過ごしでしょうか?

毎年、今年の冬は寒い、、、というようなことを
言っているような気がしますが、
本当に今年は特に寒いように感じます。
それとも私自身が年を取ったために、寒く感じるのか、、、

いずれにしても、寒さは厳しい オミクロン株は蔓延してる
お客様の消費者心理にも悪影響を及ぼしているように思います。

当店は、2019年の10月オープンですので
今年で3年目に入りました。
お分かりのように、開店して少しの期間が経過して
コロナがやってきた、、 という状況です。

よく頑張ってきたと思います。
もちろんこれからも頑張るのですが、、(笑)

このお店は歴史がまだ浅いですが
私自身は、この業界は結構長く携わっております。

長い年月の中で、このリラクゼーション業界を見ておりますと
やはりお客様の数は年々増えているように思います。

身体の凝りや痛みを解消したい方
ストレスから、ひとときの癒しを求めている方
毎年増えているように感じます。

やはりこの現代社会になくてはならないビジネスであると思います。
お客様の需要は増え続ける傾向にあります。
それに伴い、業者の数も店舗型 出張型問わず増え続けております。

ところが、一番肝心なセラピストの数が増えておりません。

ここに業界全体の問題点があります。

セラピストを志望する方は増えていると思います。
しかし辞める方も多いように思います。
つまり、常に新陳代謝が繰り返されており
残るセラピストは、やはり優秀なセラピストであるといえます。

優秀で技術があっても、リピートが頂けて人気がなければ
満足のいく収入は確保できません。
指名が取れてナンボ、という意味では所詮 人気商売であるということです。

このような構造なので、この業界は慢性的な人手不足です。
店舗型も出張型も、予約制にしているお店が多いのですが
いかんせんマッサージというものは
施術を受けたい時は、すぐにして欲しいものです。

少ないセラピストで順番にお客様を対応していく関係で
結果的に、お客様は待たされたり断られたりという循環になります。

少ないといっても、在籍数は結構な人数がいるお店も多いのですが
その日の出勤人数がたまたま 少ない日もあります。

そして人気のあるセラピストほど指名が集中しますので
そういうセラピストを希望のお客様は
より待たされる循環になります。

これは、リラクゼーション業界の問題点として
解消していかねばならないことではあるのですが、
根本的な原因として、セラピストという職種が
やはり肉体労働であるということです。

同じ技術職の、理容師や美容師と比べても
身体全体を使っての施術というのは やはり疲れます。

まれに、立て続けに何人ものお客様を施術しても
疲れるそぶりを見せないようなスーパーセラピストがいますが
そんな施術マシーンの様なセラピストは
100人にひとりいるかどうかの確率で
普通は、体調管理を気にしながら施術してもらうようにしております。

セラピストの中には
体調があまり良くないのに、無理をして出勤する人がいます。
そのような場合、私は出勤を強制的に遠慮していただきます。

他のセラピストの出勤数が少ないために
気を使って無理をして自分が出勤する人もいるのですが
その思いやりは、すごく有難いのですが

人を癒す側の人間が体調不良では、癒すことができない。
という私なりの持論があります。

お客様にも結果的にご迷惑がかかるように思います。

最近は、そのようなセラピストの施術における苦労や
頑張りに対して、ねぎらいのお言葉をかけて頂けるお客様が増えてきました。

大変ありがたいことです。

業界の問題点であり、そのお店の問題点でもある
セラピスト不足という欠点を、お客様も一緒になって
お客様の思いやりによって、セラピストの頑張りを応援していただける。

このような構造は、われわれ店舗運営側にとっては
すごく有難いことであり、感謝以外何物でもありません。

多くのお客様が、このような感覚でリラクゼーション店を
利用いただけることになれば、未来は明るいと思います。

業界を大事に思う気持ちがあるお客様ほど
セラピストに対する思いやりがあるように思います。

そういうお客様は、セラピストにねぎらいのお言葉を
かけて頂いているという報告を受けます。

本当に感謝しております。

いわば、お店とお客様とが 一緒になって
セラピストを育てていくという構造になるように思います。

この三位一体は、理想的な構造であり
システムにできないか、とさえ考えてしまいます。

たとえば、セラピストにねぎらいの言葉をかけて頂ければ割引とか(笑)

冗談です、、、

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